【10th anniversary🎂】
本日、2024年11月1日にBeloved color mは
ブランド設立10周年を迎えました。
わたし一人の"表現したい"という気持ちだけでは決して見ることのできなかった10年の景色を、たくさんのお客様、仲間に支えられて、本日まで見続けることができました。
mを見つけてくださった皆様に心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
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この10年という節目に一度活動を振り返りたいという思いがあり、アーカイブギャラリーを制作しました。ぜひご覧ください。
414枚の写真にX、Instagramの投稿を一枚一枚手作業で紐付けました。笑
とても大変な作業でしたが、写真と一緒に過去の考えていたことを思い出していました。
今まさに必要な時間だったと思います。
変わったこともあれば何も変わらないこと。大切にしてきたこと。
たくさん見つけて嬉しくなりました。
こんなに前からリプしてくれていたんだ…という方もたくさん。
1年間、オンラインショップでお届けしたアクセサリーの数が6,400点でした。10年だと3万点ほどでしょうか。
この数だけお客様とmのアクセサリーにストーリーがあるとしたら、本当に信じられない話ですよね。感慨深いです。
アクセサリーを一つ作ることはすごく小さいことかもしれないけど、その小さいうねりが大きな渦になっていくのを見れた気がします。
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普段プライベートなことをほとんど載せないので、
どんな10年だったかこの機会にざっくり振り返りたいと思います。
(ざっくりと言いつつ、長いのでぜひ興味のある方はご覧ください。)
10年前の今日、大学2年生で母校の多摩美術大学の芸術祭に出店をして、初めてmの水彩アクセサリーを販売しました。
私は空間デザインを学ぶ学科だったので、むしろ机や什器を作る方が専門でした。笑
出展料は1日500円、図書館前の芝生の上の縦横2mくらいの場所。
当時の自分にこの活動がここから10年続くと言ったら、ひっくり返ると思います。
自分が楽しく作ったモノに共感し、購入してもらえる。その対価としてお金をいただける。こんな仕事あっていいのだろうか、と少し戸惑ったのを覚えています。
楽しくて作ることをやめられなくなった私は、次の月には下北沢の素今歩というお店で委託販売を始めていたと思います。
常に委託の空きがない人気店でしたが、今ほど作家やハンドメイドショップも多くないのもあってか、かなりの個数購入していただいていました。
学業、制作、就活と並行していた2年間は徹夜も当たり前で全力でした。
ですが就職活動は途中で辞めてしまい、卒業制作に没頭。就職先がないまま卒業。
というか、心のどこかでアクセサリー制作で食べていけるかもしれない、という甘えがありました。
でも実際、目の前にその時が来ると、社会人として何も知らない自分がこの先やっていけるのか不安でいっぱいでした。
奇跡的なご縁が重なり、ジュエリーの会社へ就職。ジュエリーのデザインではなく、展示会やイベントなどのディスプレイのデザイン制作をしていました。
たくさんの人を動かす立場を経験して、いかに効率よく丁寧に仕上げるのか。この会社との出会いは人生のターニングポイントだったと思います。
この頃も副業として細々と制作を続けていましたが、SNSの更新は半年空いてしまうほど本業が忙しかったです。下北沢の委託も全て辞めて、商業施設での委託とオンラインがメインになっていました。
そして2020年に約3年勤めた会社を退職してmを本業にしました。
放置気味だったSNSも復活して、特にここ2年くらいで本当にたくさんの方にmを見つけてもらえました。
自分の10年を振り返ると、一見アクセサリーには関係ないようなことをしていた時期もあったけど、何一つとして無駄だったことはないし、いま会社として動き始めて、点と点が何本もの線になって繋がっているのを実感しています。
たくさんの挫折を経て今がある!の方がドラマチックなのかもしれませんが、正直、制作をしていて苦しかったことも飽きたことも一度もなくて、本当に楽しくて夢中だった10年でした。
いつもそばで心温まる感想やたくさんの反応をいただけて、こういう素敵なお客様がいるブランドだということが私の勇気にもなっています。
そんな皆様に今回の投稿を通して少しでもmの道のりが伝えられていたら嬉しいです。
10年できたから次の10年も挑戦できると信じています。
長い月日の中で応援してくださった皆様と、明日からもときめきを共有できるように作品作りを精一杯頑張りたいと思います!
長くなりましたが最後までご覧くださり、ありがとうございます。
今後ともBeloved color mをどうぞよろしくお願いします。
Beloved color m
株式会社Minori
代表取締役 川上 桃子